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2011年7月10日 (日)

「北海道鉄道唱歌」の旅(1) 【炭鉱遺跡探検の巻】

はじめまして!「わださとる」と申します。
北海道民なのにペーパードライバー、ペーパードライバーなのに旅好きという困った人間なのですが、公共交通機関と自転車、徒歩、たまには誰かの車の助手席(汗)で、札幌や北海道を気ままに歩き回っています。どうぞよろしくお願いいたします!

記念すべき初めての記事は、「北海道鉄道唱歌の旅」シリーズの第1回です。
「汽笛一声新橋を はや我が汽車は離れたり・・・」で始まる、明治時代に作られた長い長い歌、「鉄道唱歌」。実は「北海道篇」も存在し、「南の巻(函館~小樽)」「北の巻(小樽~旭川・室蘭)」の2部構成。それぞれ20番ずつ、合計40番の歌詞があります。

その歌詞に歌われている実際の風景を、一つ一つ見に行ってみようという企画です。

実は去年から少しずつ歩いています。
北海道は列車の本数が極端に少ないため、一度途中下車をしてしまうと、次の列車まで2時間も待たなければならなかったり、歌詞に「季節」を歌い込んだ部分が多かったりして、「歌詞の順番通りに回る」というわけにはなかなか行きません。

なので、どこかをピックアップしてブログでご紹介しながら、最終的には動画か何かで完成させたいと思っています。

そんなわけで、今回は「北の巻」9番に歌われている炭鉱に、一人で出かけてみました。

●北海道鉄道唱歌「北の巻」・9番

幌向原野 岩見沢
真直ぐに行けば 幾春別
幌内太と 幌内 
三炭山のありどころ

【大和田建樹作/明治40年(1907年)】

■JR岩見沢駅
岩見沢市

札幌から普通列車で45分、JR函館本線の岩見沢駅。木造駅舎をイメージしていたのですが、いつのまにかこんなに立派な駅舎に変わっていてびっくり。
01_2

02_3

最近まで、橇を曳く馬の競争「ばんえい競馬」が盛んな街でした。

岩見沢から先の「真直ぐに行けば幾春別」だったはずの線路(幌内線)は、昭和62年(1987年)に廃止されています。ここからバスに乗り換え、幾春別まで約1時間。


■幾春別駅の跡

三笠市

03
ここが、かつて幾春別駅があった場所です。今はバス停として使われています。

幾春別(いくしゅんべつ)はアイヌ語「イクスン・ペッ(向こう側にある・川)」の音訳。「いくつもの春を(家族と)別れて暮らす」出稼ぎの炭坑夫たちを表現したかのような、宛て字の文学的センスに感心させられます。

■東洋一の立坑やぐら
三笠市

04
幾春別駅跡からほど近い、奔別(ぽんべつ)炭坑の立坑跡。
東洋一の立坑櫓だったそうで、かなりの大きさ。迫力があります。

■山の中の廃墟
三笠市

 

05
この付近で、昭和51年(1976年)に「エゾミカサリュウ」という恐竜の化石が発見され、日本国内に「恐竜ブーム」を巻き起こしました。三笠市は、炭鉱が消えた今、「恐竜の町」として売り出しています。

目指す幾春別炭鉱は、博物館裏の川沿いにあります。
06

この山道を上がったところが、立坑跡。ひどいぬかるみで、スノートレーを履いて来て正解でした。

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ハッとするようなたたずまいです。

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大きな建物が残っています。
大自然に埋もれつつある建物を、ちょっとだけのぞいてみましょう。

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内部の機械類は撤去されています。
ここでは、大正9年(1920年)から昭和32年(1957年)まで採掘が行われていました。

10
このタンクのような物は何でしょう?

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大自然の復元力の偉大さと、人間の無力さを思い知らされます。

■幌内炭鉱へ
三笠市

幾春別からバスで三笠市街に戻り、市営のマイクロバスに乗り換えて、幌内地区へ。

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北海道らしいマンサード屋根の廃屋。

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iPhoneで音楽を再生すれば、熊よけの鈴の代用になるので便利です。

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見えてきた、幌内炭坑の廃墟。古代遺跡を見ているようです。
「幌内炭鉱」は平成元年(1989年)閉山。わりと最近まで使われていたんですね。わずか23年で、もはや自然に呑み込まれそうです。

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幌内炭坑への引き込み線の鉄橋。
かつて、列車に満載された石炭が、ここから全国へ向かったのでしょう。

■北海道最初の鉄道
三笠市

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次のバスまで時間があるので、近くにある「鉄道記念館」にも寄ってみました。

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北海道で最初の鉄道は、ここから札幌を経由して、小樽の手宮までの区間。幌内炭鉱の石炭を小樽港に運ぶために建設されました。地図上で、札幌から岩見沢の線路をそのまままっすぐ伸ばせば、ここ幌内にたどり着くことがわかります。

久しぶりのいい天気。気温は18℃で、汗ばむくらいです。

■幌内太(三笠)駅の跡
三笠市

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三笠市の中心部に近い、旧幌内太駅(のちに三笠駅と改称)の跡。瀟洒な旧駅舎が保存されています。

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ホームに立つと、今にも列車が動き出しそうですね。

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恐竜とアンモナイトの化石が、今の三笠市のシンボルです。
ところで、この「三笠」という市名、北海道には珍しく、純日本語地名です。開拓時代にここにあった「空知集治監(監獄)」の囚人たちが、周囲の山が故郷・奈良の三笠山に似ている、と懐かしんだことが由来なんだとか。

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いやいや、何とも言えないこの雰囲気、大好きです!面白い人に出会えそうな気がします。次は夜に来て、ふらりと入ってみたいですね。

今回はここまで。「鉄道唱歌の旅・北海道篇」は、まだまだ続きます。

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鉄道唱歌」カテゴリの記事

コメント

素晴らしいテーマですね。更新、楽しみです。バスツアーのネタにできそう!

ニシムラくん、初コメントありがとう!バスツアーの参考になりそう(?)なネタはいっぱいあるので、これからよろしくお願いします。

ブログ開設おめでとうございます!
北海道の癒される景色の写真、これからも楽しみにしています(^O^)/
お気に入りに登録しておくわ~(笑)

純ちゃん、コメントありがとうございます!
きっとなつかしい風景の写真、いっぱい乗せますよ。北海道を思い出すきっかけになればうれしいです!

三笠って、奥深いですね〜♪
(どこも奥深いとは思いますが…)

歴史や先人に思いを馳せて 今に感謝して生きます。

ありがとうございますm(_ _)m

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